ものづくり補助金審査側から見た「分かりやすい申請書」の書き方

ものづくり補助金

こんにちは、企業価値をTsukuru専門家の赤星宏一です。

今日は審査側から見た、「分かりやすい申請書」の書き方を簡単にお伝えします。

なぜ、分かりやすいといいのか?

申請書は、読んでもらえるように書いてください。

審査官は、大量の審査書類を短期間で審査します。

審査官として、「審査ポイントが読みやすい」と評価がしやすくなります。

これは、読み手側への気遣いができている企業様は、補助金採択後も安心して遂行できると審査員側からしても「信頼感」を増します。

つまり、「課題解決ができる技量がある」と判断され、採択されやすくなります。

分かりやすい技術面・事業化面でのチェックポイント概要

ここでは、技術面と事業化面のポイントを概要でしまします。

当然、それ以外の審査項目にも当てはまります。

1.申請した補助事業の「目的」は、本補助事業の目的と合っていることが明白

2.自社の課題を「ものづくり」視点で観察している。

3.目的の背景から、課題が導かれ「解決すべき問題」が具体的であること。

4.強みと弱みが示され、強みを活かすのか弱みを強化するのかが明白

5.市場分析は、優位性が見込めかつ、中長期な視点であり根拠を添えているか?

6.図表、写真を駆使して、「分かりやすさ」に配慮しているか?

7.目的と解決策がムリなくストーリー性がずれていないか?

次に、それぞれ簡単に解説します。

 

①目的のズレがないことをアピールする

収益性と生産性向上する、いままで行ってこなかったコト(サービス開発・試作品開発・生産プロセス)を行う資金の一部を支援する企業を選ぶことが審査の目的です。

キーワードの

収益性「稼ぎ続ける力」

生産性向上「リードタイム短縮、省人・省力化、生産効率向上」

革新性「いままでにない新しい取り組み」

を最初に記載します。

「モノづくり視点」

生産性向上になります。

何をしたいのか?がモノづくりの視点で書いているのか?

設備の性能等も記載して、「やりたいことがこれならできる」という根拠がないといけません。

③課題解決が具体的

まずは、現状技術とは?を示さなければ、審査官には伝わりません。

どうして課題としたのか?

それを知ってもらうのです。

その課題解決は、

革新性があるのか?

それには、問題点が、単なる設備投資ではいけないことがあるはずです。

④自社の分析力

強みと弱みは、自社の問題です。

自分がわかっていないと、何を強化するのか?がずれます。

また、目的と自社分析がなければ、

課題も浮かばないのです。

自社分析は重要です。

⑤中長期の優位性確保

今が良ければ、いいということではいけません。

補助金は、

収益性

を重視します。

収益性は、稼ぎ続ける力ですから、

一過性の設備投資でなく、

今後、活用方法が変化する中で必要な設備であるアピールが重要です。

3~5年計画で、「付加価値額」年率3%、「経常利益」年率1%向上が達成できる計画であることの確認ができるようにします。

他人へのやさしさ、文字ばかりでは疲れる

文字ばかりの申請書は、見てもらいにくいだけではなく、「理解されにくい」のです。

技術面は特に専門性が高く、その道の専門家でも理解に時間がかかります。

そのため、審査時間がかかる申請書については、「読み込み不足」というリスクが発生します。

せっかく良いことが書いていても、理解されずに不採択になります。

審査員のせいではなく、読み手への配慮がない=信頼がない、という判断です。

⑦解決策は、目的達成のためにあるのか?

せっかく最初に目的や目標を書いていても、

課題以降で、単なる設備投資どまりとなった申請書を多く見かけるようになりました。

支援機関も、申請企業が多くなりしっかりと支援できていないのかと思うこの頃です。

解決策は、目的達成のためにあります。

最後までぶれないことです。

まとめ

支援のポイントは明確です。

①~⑦の支援をすれば、採択されやすい申請書になります。

しかし、補助金自身は魅力的ですが、採択後の事務処理を想定しておくことも大事です。

結構、やり抜くにはそれなりの覚悟が必要です。

採択後の視点も持って、申請書を書けば、自然と①~⑦に気合が入ります。

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