こんにちは、企業価値をTsukuru専門家の赤星宏一です。
2013年に技術士(Professional Engineer, Japan (P.E. Jp))を取得しました。
技術士とは、「科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある最高位の国家資格」です。
プロジェクトマネジメントを5つの視点でマネジメントする技術士(総合技術監理部門)を2017年に取得しました。
情報があふれ「情報選別力」が人生を左右するまでになってきました。インターネットの普及により、「フェイクニュース」と呼ばれる「デマ」が拡散するようになったためです。特に、新しいモノづくりを提案して、企業価値を高める企業にとっては、「フェイクニュース」をベースに企画を進めていくと、ブランド価値低下、信用力低下といった大損害を被るのです。
そこで、このブログでは「情報選別力×国語力」をもつ専門家から適切な情報を入手し分かりやすく伝える「ヒント」を得ることができます。
まずは、簡単に「情報検索を行う手順」を順に解説いたします。本日は、「調査・検索の目的の具体化ポイント3選」を紹介いたします。
中小企業の競争力向上になるプロジェクト成功確率が上がることを願っています。
本記事をおススメする方
・正しい情報が必要な情報収集担当者・経営者の方
・経営戦略に役立つ情報がほしい中小企業経営者
・モノづくりだけに集中したい中小企業経営者の方
本記事のゴール
「知りたいこと」と「知らなくていいこと」を整理して、知りたいことだけ整頓することができるようになります。
そのため、ゴールへのクリティカルパス(最適経路)が視える化できます。
調査・検索の目的の具体化の提案
最初のインプット情報で、調査・検索の目的が曖昧であると、調べなくてもよい情報検索が必要となり、不効率です。
不効率だけならよいが、余計な情報のおかげで、目的が変化することがあります。
最初の設定条件「調査・検索の目的」を具体化すれば、それはなくなります。
では、その方法とは?
ポイント1.理想と現実の仕切りを設ける。
相談で一番多いのが、「理想」と「現実」とのギャップです。
例えば、生活相談でよくある事例です。
「お金持ちになれる方法を知りたい」という相談があったとします。
Q1:では、どのくらいお金が必要なのですか?
A1:具体的にはなくて、たくさんです。
・・・・・・・
Q2:たくさんにも人それぞれ主観・環境・生活レベルがあります。今の何倍とかありませんか?
A2:では、今の10倍で。
・・・・・
Q3:なぜ、そのお金が必要なのですか?
A3:10年後に迫る退職後、今の備えでは年間300万円不足、80歳まで生きたとして6000万円不足するからです。
・・・
Q4:では、6000万円を10年で捻出するのがゴールでよろしいでしょうか?
A4:はい、そうです。
・・
「理想」は、「たくさん」。
「現実」は、「6000万円を10年間で貯める」。
ここまでで、「いつまでに」「なにを」が決まりました。
あとは、「どのようにして」があります。
この「どのようにして」の部分に情報リテラシーは重要なのです。
アプローチとして、次の2つを行います。
1つ目は、6000万円を10年で細分化すること
2つ目は、途中毎に「現実」達成のプチ目標を決めること
まずは、均等割りなのか、初期負荷増割り(徐々に資金調達の量を減らす)なのか想定しましょう。
2つ目は、その目標値を具体的に決めます。
その目標に向けて、「どのようにして」という情報収集ができます。
ポイント2.現実は、節目ごとに評価する。
情報検索した結果は最後にまとめて評価するのではなく、節目ごとに評価します。
なぜなら、達成可能な情報検索ができているかを細かく評価しなければ、どこで、何が悪いのかわからなくなるからです。
この「評価」のポイントは、次の通りです。
①プチ目標の課題と効果(解決)が合致しているかを比較する。
②プチ目標の見込みを試算する。
ポイント3.節目には、達成できそうな情報のみ集める。
たくさんの情報検索をした結果、まとまらない経験はあると思います。
なぜ、まとまらないのか?
「情報の錯そう」が原因です。
目的とそれを達成するためにすべき課題が想定できれば、情報の整理整頓は楽にできます。
課題とは、目標を達成するためにしなければならないことです。
まずは、3つに絞り込みます。
まとめ
調査・検索の目的の具体化には、
①理想と現実を仕分ける。
②現実を節目で評価する。
③達成できそうな情報である「課題」について調べ3つに絞る。
ことが重要です。
この設定が情報収集の質を大きく左右します。
情報に溺れないためには、まずは、目的の視える化ですね。
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